慢性的な医師不足と深刻な地域格差

医療従事者ではなくても、今の日本において医師不足が顕在化していることは知っていると思います。
現場で働く現役の医師であれば、それは痛いほど感じているはずです。

日本全体で医師の数が減少している、これは揺るぎない事実なのですが、それと同時に問題となっているのが、地域格差です。
ある地域では医師が不足し、ある地域に医師が集まっている、このような地域ごとの格差が生じ、早急に対策を打たなければならない状況となっています。

しかし、医師の絶対数が不足している今、なかなか有効な対策が打てていないことも事実。
ある程度の長い目で見ながら、国全体で解決していかなければならない問題と言えるでしょう。

地域やエリア・地域の状況や事情を把握する

医師個人個人はそのような現状を把握しながらも、今現在働く場所、これが最も大切なことだと感じるのは当然のこと。
ただ、転職を考えているのであれば医療機関のみならず、それが存在している地域やエリア、こういったところにも目を向け、その地域の状況や事情を把握する必要が出てきます。
自身が働く先の地域の医療事情を知らずして転職することはできないのです。

 患者と医師の関係性、特に需要と供給という言葉で言い表せる部分に関してですが、これはしっかりと見ていかなければいけません。

もし需要が共有を上回れば、非常に過酷な勤務環境となってしまいます。
せっかく転職したにもかかわらず、もし転職先が医師不足の状態となっていれば、理想としていた働き方はできないかもしれません。

そしてその先に頭に浮かぶのは、「再転職」です。
そうなれば言うまでもなく、時間と労力の無駄。決してそうならないような転職を心がけてください。

医師不足に悩む地域やエリアでは、独自に行政支援を行っているところもあります。
その地域の医療機関に興味のある医師に対して情報提供を行っていたり、働きやすい環境を提案したりと、あの手この手を打ってきています。

これらの行政支援は医師のためでもあるのですが、延いては、その地域に住んでいる人たちに対する支援でもあるのです。
その心意気に応えるかどうかも、転職を考える医師次第なのかもしれません。

人口減少により需要と供給が逆転する2030年以降

2030年を過ぎたあたりから、需要と供給が逆転するとも言われています。
人口減少によるものです。
しかし、それまでは地域格差も大きく、転職を試みる医師はその影響を大きく受けることになるのは確実。

もちろん、医師が不足している地域に敢えて転職をするという選択肢もあります。
その地域の人々にとって、それほど心強い転職はありません。

何れにしても、働こうと考えている医療機関のある地域の事情、こうしたものを念頭に転職先の検討を行うようにしてください。